季節の過ごし方 春・夏
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春 Spring
毎日のブラッシングは欠かさずに
「春は換毛期」寒い冬に蓄えた毛がどんどん抜けて暑い夏に備えます。
ブラッシングでしっかり抜け毛を取り除くと夏の間も綺麗で艶やかな被毛を保つことが出来ます。また、抜け毛を放っておくと通気性が悪くなり、皮膚がかゆくなったり、皮膚病の原因となる場合があります。
ノミやダニが活性化する季節でもあります。ノミ・ダニ予防薬で予防した上で毎日のブラッシングをしっかり行い、抜け毛を取り除くと共にノミ・ダニがついていないかのチェックも行いましょう。
定期的に必要な予防接種とノミ・ダニ予防 >>
フィラリア予防を始めましょう!
フィラリア症はミクロフィラリア(フィラリアの小虫)を有する犬を蚊が吸血し、その蚊が他の犬を吸血することで感染します
フィラリアの予防をしていない犬がひと夏を過ごした場合は38%、ふた夏を過ごした場合は89%が感染していると言われています。この時期に愛犬にミクロフィラリアがいないか検査し、感染していれば治療が必要ですし、感染していなければ予防が重要となります。愛犬の健康のために必ず予防を行いましょう。
ケンネルコフに要注意!!
春の気温の変化はフレンチブルドッグの体調にも大きく作用します。気管を病んだり、発熱、下痢などを招く原因となります。
その一つにケンネルコフが挙げられます。この病気は1種、又は2種類以上のウイルス、細菌の混合感染で、突然発症する病気です。抵抗力の低い子犬や高齢犬で多くの発症が見られます。症状は元気で食欲もあり、普段と変わりません。咳を発する程度の軽いものがほとんどですが、中には元気も食欲も無く、発熱を伴う重症の場合もあります。ひどい場合、合併症を起こして死亡することもある怖い病気ですので、咳が長引く場合、安易に考えず、病院へ連れて行きましょう。また、花粉症の可能性もありますので早めに病院で検査をしてもらいましょう。
腸内寄生虫の検便を!!
この時期は腸内寄生虫の増殖期でもあります。
必ず検便をして寄生虫がいれば除虫剤などを用いて駆除するよう、獣医さんと相談しましょう。
きなこさん
夏 Summer
エアコンで室温の調整を!
夏のお世話で一番気をつけたいのが暑さ対策。夏には熱射病にかかるフレンチブルドッグが多いので十分に気を付けましょう。
部屋の風通しをよくしたり、暑い日にはエアコンで快適な室温を保ちましょう。ただし、エアコンの風が直接あたったり冷やしすぎるのはよくありません。床から30cm以内で生活する犬にとっては人間の体感温度より3度程度、温度が低い環境にいます。そのことも考慮しながら室温調整を行いましょう。ペット専用のひんやりマットなどを使用して調整しても良いでしょう。
日中の散歩やお出掛けは要注意!!
暑い時期の散歩は熱中症の危険が伴うので十分に気を付けましょう。
散歩の時間が短くなっても遊ぶことが大好きなフレンチブルドッグは室内で一緒に遊んであげれば特にストレスを感じません。この時期の散歩は日が昇る前の早朝や日が暮れてからの夕方に行うようにします。また、コンクリートなどの地面はかなり熱くなっているので肉球を火傷してしまうおそれがある為、地面を手で触ったりして熱さを確認してから歩かせましょう。
散歩中にあまりに呼吸が荒くなった場合はすぐに日陰などの涼しい場所へ移動させ冷たいタオルなどで足の根元を冷やし、水を飲ませましょう。車でのお出掛け時などはエアコンで室内を調節して熱中症を予防しましょう。保冷剤をタオルにくるみ、犬の近くに置いておくのも良いでしょう。また、少しの時間でも絶対に車内に残さないこと。他の犬種に比べて暑さに弱いフレンチブルドッグはこの時期、特に注意が必要です。
ソラさん/みっちょん
シャンプーはマメに行い清潔に保ちましょう
この時期は1週間から2週間に1度はシャンプーを行い、皮膚を清潔に保ちましょう。
暑い時期でもシャンプー後のドライはしっかり行ってください。ただし、稀にドライヤーの熱で熱中症にかかる場合もあるので要注意!!夏や梅雨時期は皮膚にトラブルが出やすいので特に気を配り観察しましょう。ブラッシング時にフケが出ている場合、すぐに取り除きましょう。皮膚に付着した脂肪分や汚れをそのままにしておくと突発性発疹などを引き起こすことがあります。
ニコさん/きむ
食べ物が痛みやすいので気を付けましょう
梅雨時期や夏は雑菌が繁殖しやすい季節です。食べ物の腐敗も進みます。
食べ残した食事はそのままにせず、処分しましょう。また、開封したフードも傷みやすいのできちんと密封し、痛まないようにドッグフードの保存方法に注意をしましょう。食べさせる前に傷んでいないか毎回チェックを忘れずに行ってください。 飲み水も常に新鮮な水をあげ、フードボウルもこまめに洗うように心掛けましょう。
中毒症状に要注意!!
この時期は中毒症状になる犬が多いので注意が必要です。具体的な中毒症状として、殺虫剤、除草剤、殺鼠剤、ヒキガエルなどです。
中でも殺虫剤、殺鼠剤は生物的機構に毒性を発揮し殺すように作られていますのでペットのいる場所での使用は絶対に避けましょう。中毒症が疑われて嘔吐し、病院へ行く際には嘔吐したものを持って行くようにすると、何が原因による嘔吐かの判明がしやすくなります。