迎えたばかりの接し方
- フレンチブルドッグの子犬を迎える
- 子犬を迎える初めの準備
- 迎えたばかりの接し方・お世話
- 年間の費用
迎えたばかりの頃…
まずは子犬のお迎えのときに購入先に下のことを確認しておきましょう。
- 健康状態
- 予防接種の時期既に接種している場合は、証明書をもらっておきましょう。
- 食事のタイミングと量、与え方
- 現在食べているフードの種類
- 自分の匂いがついたもの 今まで使用していたタオルなど、匂いの付いているものが貰える場合は貰って帰りましょう。それをサークルに入れておくと自分の匂いがするので安心できます。
子犬を迎えて最初の1週間ほどは特に気をつけて様子を見てあげましょう。
子犬は疲れやすいので連れて帰ったらすぐにサークルへ入れて休ませましょう。初めての見知らぬ環境に突然やって来てそれだけで子犬にとっては寂しい思いとストレスを感じています。また、子犬は1日のほとんどを寝て過ごします。寝不足や疲れ、ストレスは病気の原因にもなりますので、遊びたい気持ちは山々ですが、撫でたり抱っこしたりと、かまい過ぎずにそっとしておくことが大切です。フレンチブルドッグは体温調節が苦手なので寒い時期は暖房、暑い時期はクーラー等で常に調整してあげましょう。
子犬を迎えた初日の接し方
まずはサークルへ
おうちへつれて帰ったらまず子犬をサークルへ入れましょう。サークルは事前に全面にペットシーツを敷き詰め、トイレ・給水器(飲み水)・寝床を用意しておきます。
排泄したらほめる
サークル内で排泄をしたら『いい子だね』など声を掛けながらほめましょう。子犬は汚れを嫌うので、汚れたペットシーツはすぐに交換して下さい。そのままにしておくと慣れてしまい、後々どこへでも排泄してしまう子になります。
昼寝をさせる
サークルに入れてそっとしておくと、子犬は好きなように昼寝をします。子犬の時期は1日のほとんどを寝て過ごします。
遊びは短時間
子犬が元気であればトイレを済ました頃に、少しサークルから外に出しても良いでしょう。子犬は疲れやすいので15分~20分ほどでサークルへ戻しましょう。 足がまだしっかりしていないのでフローリングなどツルツルした床では上手く歩けず、足を痛めることがあるのでタオルの上やじゅうたんの上で遊ばせるようにしましょう。
フレンチブルドッグの散歩・遊び >>
食事を与える
今までの食事のタイミングと量・与え方を確認しておき、ほぼ同じぐらいのタイミングで同じ量・与え方でサークル内で食事を与えます。生後4~5ヶ月頃までは消化吸収をしやすいように食事の回数を3~4回に分け、子犬用のドライフードを犬用ミルクやお湯でふやかし、やわらかくして与えます。
フレンチブルドッグの食事 >>
子犬のドッグフードはなぜふやかすの? >>
寝るときもサークルの中で
夜もそのままサークルの中で寝かせます。排泄などしたらさっと取り換えましょう。夜泣きをしても基本的にはかまわず、何か危険なことなどなければ無視しましょう。鳴くたびにかまいすぎると鳴けば(呼べば)来てくれると勘違いをしてしまいます。初めの数日間が肝心です。2~3日程度で夜泣きがおさまるケースが多いようです。
子犬時代の育て方
トイレトレーニングは迎えたその日から
まずはどこでトイレをしても良いようにサークル内全面にペットシーツを敷き詰めておきます。汚れが気にならない子になっては困りますので排泄をする度にペットシーツを替えます。汚れた部分だけを取り替えられるように小さなサイズのペットシーツを重ねて使用すると良いでしょう。
寝る前、寝起き、食事の後などトイレのタイミングを見計らって、トイレに誘導し、トイレで排泄できたらしっかり褒めてあげます。徐々にペットシーツの場所を狭くして最終的にトイレで排泄をするようにしつけます。
鳴いてもかまってはいけません
サークルに入れると『出して』と主張し鳴く子がいます。鳴くたびにかまっていると『鳴けばかまってくれる』と勘違いをして、何かを主張したい度に無駄吠えをする子になります。また、迎えた初めの頃は夜になると人恋しくてクンクンと夜鳴きをする子が多いのですが、この場合も鳴くからとなだめたり声を掛けてはいけません。『鳴くと誰かが来てくれる』と思うようになります。鳴いても無視して『鳴いてもどうにもならない』と教えることが大切です。
基本的にサークル内での生活が最適
サークルに慣れるまでは嫌がって鳴く場合もありますが、サークルに慣れさせてサークルが自分の部屋、一番安心できる場所になるように育てましょう。食事を与えるのも睡眠をとるのもサークル内でするようにします。また、しかる時はサークルの外でしかるとサークル内がより安心できるようになります。~3日程度で夜泣きがおさまるケースが多いようです。
子犬の側に危険なものは置かない
子犬のうちは特に好奇心が旺盛です。側にあるものは何にでも興味を持ち、噛んで遊んでしまいます。小さいものは飲み込む危険性もあります。 電気のコードやリモコン類、アクセサリーなどの小物類は子犬の目の届かない場所へ置いておきましょう。
予防接種は必ず行いましょう
予防接種は子犬にとって命にかかわる大切なことです。通常、生後2ヶ月の頃に1回目の予防接種を行い、1ヶ月ほどあけて2回目、さらに1ヶ月ほどあけて3回目の予防接種を行います。病院により2回の場合もあります。動物病院で相談して決めましょう。引取る時期により、1回目の予防接種が行われている場合もあります。迎える際に必ず予防接種を受けているか、受けている場合いつ頃受けたのかを確認し、証明書も貰っておくようにしましょう。また、最終の予防接種が終わって10日ほど経つまでは他の成犬との接触や散歩には連れ出さないようにしましょう。
予防接種とノミ・ダニ予防 >>
人を怖がらない子に育てましょう
育てていく中で美容院や病院に行く事もありますし、何かの事情でペットホテルに預ける可能性も有ります。子犬のうちから人を怖がらないフレンチブルドッグに育てましょう。
最終的には体のどこを触っても嫌がらない子になるのが理想的です。初めは首の周りやあごの辺り、立っている状態なら胸の辺りを優しく撫でることから始めましょう。頭を撫でようとして犬の頭上から手を近づけると子犬が恐怖心を感じ、怖がることがあります。慣れるまでは『上から撫でる』のではなく『下から撫でる』ことを心掛けましょう。慣れてくれば序所に頭・耳・口の周り・口の中・足(付け根から足先・肉球まで)・おしり・しっぽ・背中・お腹と体の全てを触っても嫌がらないように練習していきましょう。